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舞踏の聖化 [クラシックな日々]

西本智実指揮ロイヤルメトロポリタン管弦楽団の
甲府公演に行って参りました。

国内の団体でロイヤルの冠名やこれいかに?
……あぁ、皇太子殿下が関わられたからなのね[E:confident]

西本さん自身は甲府での演奏会が3回目
1回目http://blog.goo.ne.jp/k-grane123/e/e7f3746369f3fcc5b58d9650afe785ff
2回目http://grane.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-1d30.html
別にトークショーなどもやってしまう
こちらでも結構な人気者でございます。

ショパンのピアノ協奏曲第1番(ソリストは近藤嘉宏さん)に
ベートーヴェンの交響曲第7番という
「のだめカンタービレ」を多分に意識したプログラムに
ショパンのピアノ曲をオーケストラ用に編曲した
パレエ音楽「レ・シルフィード」からの3曲が付きました。

私的見解ではやはり
リズムをはっきりと刻む西本さんの音楽作りは
ショパンのピアノ協奏曲でも、ポーランドの民族舞曲風の第3楽章になると
断然面白くなって来る。
歯切れのいい演奏の中にも
優雅さを忘れない弦のアンサンブルも見事。

なのでワーグナーをして「舞踏の聖化」と言わしめた
ベートーヴェンの7番なんて言わずもがなですよね。

翻る燕尾の裾、踏み鳴らされる足音
そして息づかい。

前から5列目めなんて場所でその指揮ぶりを
存分に楽しませて頂きましたよ。

そして何やら妙に異国情緒たっぷりだった
トルコ行進曲がアンコールに付いて終了いたしました。


また秋に来ていただけるみたい。
楽しみですね[E:happy02]


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