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秋華賞結果 [音楽的馬名列伝]

1着 ⑯番メイショウマンボ
2着 ①番スマートレイアー
3着 ⑬番リラコサージュ


今日は早めに宿入り出来ましたので、観劇前にホテルの部屋でテレビ観戦。
名古屋地区も日曜日の競馬中継は、関西系の「競馬BEAT」なんですねー。


それにしてもやはりオークス馬は強かったです。
何でここまで人気がなかったんですかね?(3番人気?)


マイ注目のリボントリコロールは、2着になったスマートレイアーと一緒に
大外から追い込んで来たのですが
間に2頭入って結局5着。
まぁ掲示板にはのったので、とりあえず良しとしておきますか
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音楽的馬名列伝 [音楽的馬名列伝]

<Vol.40 フィデリオ>
 
http://db.netkeiba.com/horse/2005101655/

ベートーヴェンの作曲したオペラの題名で、主人公の名前。
でも本当の意味での“主役”は、奥さんのレオノーレかもしれない。

モーツァルトのオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」を観て
そのあまりの不道徳さに腹を立てたというベートーヴェンが
生涯で唯一残したオペラは
政治犯として不当に投獄されている夫を
妻が救いだそうとする、夫婦愛をうたったものでした。

しかし不遇の男性が女性の手によって救われる
そのコンセプトは、後のワーグナーにも通じるものがあると思うのに
さほど人気は出ていないんですよね。

やはりオペラの題材は、多少スキャンダラスで不道徳なテーマの方が
世に受けるというのは“通例”なのかなぁ?
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音楽的馬名列伝 [音楽的馬名列伝]

<Vol.39 オルトリンデ>
 
http://db.netkeiba.com/horse/2006102909/
 
ワーグナーの「ニーベルングの指環」でもおなじみ
戦乙女・ワルキューレの内のひとりの名前。
 
オペラではソプラノ歌手の担当。
 
「灰色の牝馬」(芦毛?)に乗って
戦場を駆け回っています。


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音楽的馬名列伝 [音楽的馬名列伝]

<Vol.38 フリオーソ>
 
http://db.netkeiba.com/horse/2004106867/
 
イタリア語で「激しく」とか「熱狂的な」とかいう意味。
音楽用語でもニュアンスを加えるために同じような意味で使われます。
 
例えば、マーラーの交響曲第1番「巨人」の第4楽章。
この楽章の指示は「アレグロ・フリオーソ」。
速く、荒々しく……ですかね。
 
あと、これは音楽用語ではないのですが
ヴィヴァルディのオペラに「オルランド・フリオーソ」という作品があります。
邦題は「狂えるオルランド」。
 
フランスの英雄譚「ローランの歌」をイタリア語でよみ直したもので
ギリシア神話か、聖書の逸話か、歴史的な英雄の物語しか
オペラの題材に許されなかった当時
「オルランドもの」というジャンルが確立したと言われるほど
多くの作曲家が取り上げた人気作品でした。
 
オルランドはローランのイタリア語読み。
かつて短距離界を席巻した名剣・デュランダル
ご主人(持ち主)であります。


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音楽的馬名列伝 [音楽的馬名列伝]

<Vol.37 ポルカマズルカ> 
 
http://db.netkeiba.com/horse/2006102994/
 
<ポルカ>
チェコを起源とする2拍子の舞曲。
早いものは「シュネルポルカ」
ゆったりしたものは「フランス風ポルカ」。
 
<マズルカ>
ポーランド起源の舞曲の総称。
ただしポーランド以外で使われた呼び名。
主に3拍子で、2又は3拍めにアクセントの来るのが特徴。
 
つまり「マズルカ風の3拍子のポルカ」として区分けされた音楽。
ヨハン・シュトラウス2世の「都会と田舎」や
その弟、ヨーゼフの「とんぼ」などが
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートでよく取り上げられますね。


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音楽的馬名列伝 [音楽的馬名列伝]

(久しぶりなのでバックナンバーをこちらから。タイトルは気にしないでね[E:sweat01])
 
<Vol.36 リビアーモ>
 
http://db.netkeiba.com/horse/2005102705/
 
未勝利勝ち上がった時に馬券を買っているんですが、どこかで聞いた事のあるフレーズというか言葉なのに、すぐには思い出すことが出来なくて。
 
母親はラトラヴィアータ。
ヴェルディの名作オペラ「椿姫」の原題で、彼女の子供には関連した名前がよく付けられていたので、これもきっと元ネタは「椿姫」だろうと。仕方がないので作品の、前奏曲を省いた冒頭から頭の中で再生してみます。
 
3分と経たない内に辿り着きましたね。
「何だー、“乾杯の歌”の歌い出しじゃ〜ん!」
この作品きっての名曲が、早い所でのナンバーで本当によかったと。
どうやらそのままイタリア語で「乾杯」の意味らしいですよ。
 
「乾杯の歌」はNHK教育で放送されている「夕方クインテット」のコンサートコーナーのレパートリーにもなっておりますが、昔は演奏するお人形さんたちがみなワインの入ったグラスを掲げて、曲の途中でしゃっくりするのさえ効果音として使われていたこともありました(つまり酔っ払い、という設定だった)。最近それがなくなってしまったのは、やはりNHK教育の子供向け番組としてまずかったということなんでしょうかねぇ……。


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Vol.34 キングオブハイシー [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2004105471/

ちょっと遅くなりましたが、やはり追悼という意味では
このタイミングでやっておいた方がいいでしょう。

キング・オブ・ハイC

基本の音階で高い方のドの、更に1オクターブ上のド(C)の高音を
まさにイタリアの空を突き抜けるがごとく
明るく、爽やかに、気持ちよくぱーん、と出していた
テノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティの異名。



決して某清涼飲料の名前からではないと……思いたい。


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Vol.33 リリウオカラニ [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2003110073/


携帯の着メロ(もちろんクラシック系)のサイトをのぞいていて
この名前を見つけてしまいましてね。

うわ、何だ、何だ!? と思ったら
昔のハワイの女王さまのお名前で
かの名曲「アロハ・オエ」を作った方なんだそうで。

「クラシック音楽」の枠でくくれるかどうかは微妙ですが
クラシック系の着メロにリストアップされていたので
気になって取り上げてみました。


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Vol.32 アンドレアシェニエ [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2001101359/

アンドレア・シェニエ。
18世紀末、フランスに実在した詩人で革命家。

ジョルダーノが彼を主人公に作曲した同名のオペラに

「オペラ版 ベルサイユのばら」

とキャッチフレーズが付いていたのを見たことがあります。

確かにフランス革命当時の話で
オペラ特有の、愛憎こもごもな話ではあるのですけど
これは……どうなんでしょう?

日本でしか通用しないような気もいたしますし?


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Vol.31 ザレマ [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2004103187/


実に久しぶりの本編です[E:sweat02]

昨日東京競馬場から帰宅して、まずやったのは
本棚から手持ちのバレエの資料を持ち出してくることでした。

ザレマ。
どこかで耳にしたことがあるなぁ、と気にはなっていたのですが
「バフチサライの泉」でしたか。
しかもヒロインではなく、ヒロインの恋敵の名前。
多少引っかかったとしても、たどり着けるはずありませんわ。

しかもあまり上演されてないでしょう?
私も『アラベスク』の漫画でそういう作品があると知っただけで
全幕はおろか、その断片の踊りさえ見たことがないんです。
もちろん音楽も聴いたことないですし。

プーシキンの詩が原作になっているので
内因表現がものすごく難しいそうですね。

いつの日か映像でもいいので、全幕観られる機会があればいいのですけど。


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メリー・ウィドウの思い出 [音楽的馬名列伝]

「水曜どうでしょう最新作」山梨の放送まであと5日!


最近はちょっと耳にしなくなってしまいましたが
かつてウインズ石和の館内では、BGMとして
シャブリエの狂詩曲「スペイン」の外
レハールのオペレッタ「メリー・ウィドウ」のワルツなどが
流れていたことがありました。

4年前のある日、いつものように館内に流れていた
「メリー・ウィドウ・ワルツ」を一緒に口ずさみながら
次のレースの出馬表を見ていると
このオペレッタのヒロインと同じ名前を持った
“ハンナ”ローズという馬が。
http://db.netkeiba.com/horse/2000110221/

あまり人気はなかったけれど、複勝買いましたらね
3着に飛び込んでくれて当たりましたね。5倍くらいだったかな。

上位2頭が人気で決まって馬連が2倍台でしたから
馬連配当を上回った複勝は上出来でしょう。

……と言う訳で今夜のBS2クラシックロイヤルシートの演目は
レハールの「メリー・ウィドウ」ですね。
週末の予想はまた明日。

あてが外れてどうしようかと思っておりますが(苦笑)。


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Vol.30 アズチェーナ [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2002103228/

ヴェルディのオペラ『トロヴァトーレ』に登場する、ジプシー女の名前。

このオペラはいろんな側面からいろんな見方が出来る作品で、配役にどういう歌手が呼ばれるかによって、かなり印象が変わってきます。

アズチェーナ役に有名な歌手が呼ばれて舞台を支配すると、それは「理不尽に母親を殺されたジプシー女の復習の物語」に。大願は成就したものの、そのおかげに養い子を死に追いやってしまう母親。「復習はなった!」と叫ぶラストの悲痛な一節が、どこかやりきれなさの残る幕切れを導きます。


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Vol.29 シュトラウス [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2003102832/

<音楽界の主なシュトラウス>

①ヨハン・シュトラウスⅠ世(1804〜1849) 
 ウインナ・ワルツの父。
 
②ヨハン・シュトラウスⅡ世(1825〜1899)
 ①の息子。ワルツ王。

③ヨーゼフ・シュトラウス(1827〜1870)
 ①の息子。比較的夭折。

④エドゥアルド・シュトラウス(1835〜1916)
 同じく①の息子。

⑤リヒャルト・シュトラウス(1864〜1949)
 ドイツ・オペラ界における、ワーグナーの後継者。
 ①〜④のシュトラウス一家とは、直接の血縁はなし。


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Vol.28 アダルジーザ [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2002105205/

ベルリーニのオペラ『ノルマ』に出てくる登場人物。
しかし決して主役ではなく、ヒロインである
ドルイド教の巫女長・ノルマの後輩にして恋敵。

まぁ、ただ男の方がノルマから若いアダルジーザに
心移りしたというだけの話なので
彼女ばかりを責める訳にはいかないのですがね。


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Vol.27 タガノバスティーユ [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2003104831/

(1)
バスティーユ……昔パリのここには囚人牢獄がありまして、フランス革命の舞台となりました所ですね。あぁ、『ベルサイユのばら』のオスカル様の終焉地……。



(2)
パリ・オペラ座(ガルニエ宮)がバレエ中心の公演を続けていた頃、オペラをやる劇場も欲しいねぇ、とこの地に建てられたのが新オペラ座。1990年代に出来たものなので歴史はまだほとんどないものの、パリの新しい文化の発信地として栄えております。パリ・オペラ座には違いないのですが、本家のオペラ・ガルニエと区別するためにオペラ・バスティーユと呼ばれたりします。

(3)
昨年の10月16日、デビュー戦で馬券を買わせていただいた覚えがあるのですが、1番人気だったからという以外にもうひとつ理由が。と言うのもその日の午後、オペラ・バスティーユにて行われたワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』(サロネン指揮)の公演がNHK−FMの方で放送される予定だったからですね。あいかわらず動機が不純でして。


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Vol.26 ローエングリン [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/1999106738/

(1)
ワーグナーの最後の「歌劇」(以降は楽劇に)のタイトルで、主人公の名前。イエス・キリストの聖遺物である「聖杯」を守護する騎士のひとりで、その聖杯のお告げにより各地に派遣されていくのですが、そこでは自分の名前や身分・出自などは明かしてはならないという決まりになっています。それで女性を口説こうって言ったってどだい無理な話ですよね。

(2)
原作は中世の詩人、ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハがローエングリンの父親である聖杯王のことを歌った叙事詩『パルツィヴァール』。その最後の最後にほんの数十行あるだけの、ちっぽけなエピソードにすぎないのですが、逆に言えばたったこれだけの話をあそこまでふくらませて一大歌劇にしてしまったワーグナーってすごいな、と今更ながらに思ったりする訳です。
ちなみに原作者は同じワーグナーの『タンホイザー』に出てくるヴォルフラムのモデルであり、パルツィヴァールは後にパルジファルと名を改められて、やはりワーグナーの作品の主人公になりました。


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Vol.25 ヴィオレッタ [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2003102301/

(1)
ヴェルディのオペラ『椿姫』のヒロインの名前。
てっきりラトラヴィアータの一族かと思っていたら違うのね。
父親がテイエムオペラオーなので、その流れもあるのかな。

(2)
アレクサンドル・デュマ(息子)の原作の小説では
マルグリッド・ゴーチェ。
モデルとなった、実在の女性の名前は
マリ・デュプレシ。

(3)
『椿姫』は私が生まれて初めて生の舞台を観たオペラ。その時は全曲版のCDを買って付録のリブレット片手に聴き込み、原作の小説まで読むという熱心ぶりで予習に励んだものです。まだ短大の学生だったのですが、秋の公演に向けて夏休みが丸々『椿姫』で消えました。

さてそんな夏休み明け、苦手だった谷崎潤一郎『吉野葛』の通読授業のレポートで、書くに事欠いて『椿姫』の小説を引き合いに出し、日本と西洋の一人称小説の違いについて堂々と比較文学論を打ち立てたこともありましたっけねぇ……。多分読んだ方は面食らったと思うのですが、及第点はもらえたんだから、決して間違いではなかったんだと確信していますよ、今でも。


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オペラあれこれ [音楽的馬名列伝]

<イタリア編>

オペラ・セリア
主に神話や伝説に登場する王様や英雄のことを書いた、“正統派”オペラ。

◇オペラ・ブッファ
セリアの幕間劇から独立した、“明るく楽しい”オペラ。全2幕。ロッシーニの名作『セヴィリアの理髪師』や『チェネレントラ』、モーツァルトの『フィガロの結婚』も4幕ながら特徴的にはこの分野。



<ドイツ編>



◇ジングシュピール(英語読みだとシングスピール
ドイツ語による台詞付きの歌芝居。モーツァルトの『魔笛』など。



◇楽劇
ワーグナーが提唱した、舞台総合芸術。自身の『トリスタンとイゾルデ』以降の作品や、R・シュトラウスのものなど。



<フランス編>



◇<グランドオペラ>
史実や文芸大作などを元に作られた5幕・バレエ付きの大規模なオペラ。グノーの『ファウスト』やヴェルディの『ドン・カルロ』も元々はこれ。



◇オペラコミック
フランス語の台詞付き歌芝居。「コミック」とあるけども内容が楽しいものとは限らないそうで。ビゼーの『カルメン』のオリジナルはこの形で作られました。


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Vol.24 ムーンライトソナタ [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/1999107173/


(1)
ベートーヴェンのピアノソナタ第14番嬰ハ単調op27の2の通称。
と言ってもベートーヴェン自身が付けた名称ではないんですけどね。
後から付け加えられた逸話はたくさんあるようですが
ある詩人がこの第1楽章を評して
「月光にきらめくルツェルン湖の波間に漂う小船」
と言ったのがそのまま標題になった……という説が最有力だそうで。
ちなみにジュリエッタ・グイチャルディという女性に捧げられました。

(2)
「ムーンライト」と聞いて後ろに「ながら」とか「えちご」とか付けたくなってしまう
「鉄分多め」の人間は私だけでしょうか?


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Vol.23 ファランドール [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2002105107/

(1)
フランス南部・プロヴァンス地方の民族舞踏。ビゼーが舞台劇『アルルの女』のために作曲した付随音楽が有名。


(2)
競馬替え歌・ファランドール編
(NHK教育「味楽る!ミミカ」テーマ曲……なんて知っている人いるのか?)

[E:note]レースで歌を歌ったら 騎手が落ちたよ、事件発生!
 
かもねかもね、アクシデントかもね 買った馬券がゴミになる
単勝・複勝・馬連までも みんなまとめてはずれだよ

今日の中京未勝利戦にね 心引かれた馬がいたの
みんな知ってるビゼーの名曲 その名曲と同じ名前

ファランドールを口ずさむ ゲートオープン 騎手が転げ落ちた

かもねかもね、ハプニングかもね 口あけたまま固まるよ
1フレーズも歌ってないのに 私のせいならごめんなさい

 
※この出来事は昨年3月27日、実際に起こった「ノンフィクション」でございます(涙)。


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銀のばら考 [音楽的馬名列伝]

銀のばら。
R・シュトラウスの楽劇『ばらの騎士』で使われる小道具。
婚約が整った際、男性から女性に贈られる結納の品。

何とも優雅で、18世紀のウィーン上流階級では
本当に行われていたような風習に見えますが
実はこれ、全くの作り話。でもこのオペラの成功以降
実際に贈り物として使われたり
またお土産品としても結構人気があるみたいですね。

かく言う私も未だ夢見る乙女(爆)だった頃には
指輪なんかより銀のばらをもらいたいなぁ
なんて大真面目に考えていたこともありました。
でも実際そういう運びになってみると
このオペラの原題から名前をもらっていた競走馬

<ローゼンカバリー http://db.netkeiba.com/horse/1993109174/

のことは知っていても
その元ネタのこととなるとてんでわからない今の主人に
それを求めるのは絶対無理だ! とすぐにあきらめましたけど。

しかし今、我が家には1本の銀のばらがあります。
もちろん自分で購入しました。
某「海ねずみ」に行った時に見つけた代物で
1万2千円とかなりの高額品でしたが……
清水の舞台どころかエベレストの頂上から飛び降りてしまいました。
まぁ、若かりし頃の夢と思い出を買ったと思えば安いものかもしれません。



今でも時々、第2幕の“ばらの献呈ごっこ”なるものをやっております。
至福の時間です。


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Vol.22 ワルキューレ [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2004105306/

(1)
ワーグナー作曲の楽劇4部作『ニーベルングの指環』の2作目のタイトルで、ヴォータンと知の女神エルダとの間に産まれた、ブリュンヒルデを始めとする9人の戦乙女たちの総称。


(2)
有名な「ワルキューレの騎行」は第3幕冒頭に演奏される音楽。管弦楽用に編曲されたものが知られていますが、本来オペラの方ではワルキューレたちの歌つき。

おととしのシーズンでしたか、JRAでは上半期にクラシック音楽を使用したCMを作っていて、オークス&ダービーの週に流れていたのが「ワルキューレの騎行」歌ありヴァージョン。歌つきなんて珍しいなぁ、と思いながら改めて歌詞を読み直してみると、「灰色の雌馬・茶色の雄馬」というフレーズを発見。

オークスは灰色=芦毛の牝馬でヤマニンアラバスタやーっ!
ダービーはワルキューレたちのかけ声(ハイヤ、ハー!)にちなんでハイヤーゲームやーっ!

……と3着馬2頭、見事に撃ち抜いたのであります。

ちなみにこの年は桜花賞で使われていた「花のワルツ」(バレエ音楽『くるみ割り人形』byチャイコフスキー)からも、この曲って花の砂糖菓子の踊りだったよなぁ、お砂糖……シュクル?(仏語)ヤマニンシュクルやーっ!……とやはり3着馬を大当たりさせておりまして、ワイド勝負の人間には大変おいしい思いをさせていただいたものでした。


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Vol.21 コンラッド [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2002100897/

(1)
バレエ『海賊』の主人公……なのだけれど、最初に名前を聞いた時すぐにはぴん、とこなかったように、存在はあまり濃くないようで。全幕通して観れば随所にかっこいい踊りはあるものの、いかんせん全幕で舞台にかかる機会が稀過ぎ。近頃アメリカン・バレエ・シアターの方から全幕ものの映像が出たのですが、パッケージの写真は脇役であるはずの奴隷商人だったという事実も。マラーホフが演じていたからなぁ。

(2)
ガラ・コンサートやコンクールでよく踊られる『海賊』のパ・ド・ドゥは、元々コンラッドと恋人のメドゥーラ、手下のアリの3人で踊るパ・ド・トロワだったものを、確かかのヌレイエフ(注・馬じゃありませんよ)が改訂したんじゃなかったかな? メドゥーラとアリの世界で出来上がってしまって、コンラッドの入る余地がない、というのがなんとも哀れを誘います。

(3)
馬にしろバレエの主人公にしろ、つい「さま」を付けて名前を呼んでしまいがちなのは、多分>『今日から○王!』の影響ですね、きっと(爆)。


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Vol.20 ペールギュント [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2002100900/

ノルウェーの作家、イプセンが書いた劇の題名で主人公の名前。
グリーグが23曲の劇音楽を付けました。小学校の音楽の時間に聞かされるような、超有名曲ですね。
ただしその内容を見ると、とても小学生にふさわしいとは思えない波乱万丈ぶりなんですけど。


<あらすじを簡単に>
村の結婚式で花嫁をさらい、そのまま駆け落ち。
     ↓
駆け落ち相手を捨て、山の魔王の娘とねんごろな仲になる。
     ↓
魔王の宮殿から命からがら脱出。故郷に戻りソルヴェイグと所帯を持つ。
     ↓
母親の死をきっかけに、再び冒険心に駆られて出奔。
     ↓
各地を放浪して富を築くも、モロッコで詐欺にあい一文無しに。
     ↓
エセ予言者として成功。再び大金持ちに。
     ↓
アラビアの奥地にて女の色香に迷い、全財産を巻き上げられる。
     ↓
アメリカへ渡り、金鉱を掘り当てる。
     ↓
財宝を積んで故郷へと帰る途中、船が嵐にあって難破。
     ↓
一命を取り留めて故郷へたどり着き、ソルヴェイグのひざの上で息絶える。


ノルウェーの国民はえてして「冒険好き」だということですが
それを差し引いたとしても、改めてみればとんでもない男ですよね。     


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Vol.19 オデット [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2001103253/

クラシックバレエと言うと誰もが必ず思い浮かべる
チャイコフスキーの『白鳥の湖』のヒロイン。
頭に羽の飾りと小さな冠、スカートが横に張り出した
白いクラシックチュチュという定番のスタイルで
白鳥に変えられてしまった王女の悲哀を、切々と踊ります。
母馬がスワンプリンセスという名前なので、ここからの連想でしょう。

ところで、オデットを白鳥に変えたのはロットバルトという悪魔ですが
今年の3歳にこの名前の馬もいたりするのね。
http://db.netkeiba.com/horse/2003110259/
あと一息で未勝利脱出、応援してるよぉ。


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Vol.18 フォルテピアノ [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2003102840/

普段私たちが「ピアノ」と呼んでいる鍵盤楽器の正式名称は、ピアノフォルテといいます。
これは弱音(ピアノ)と強音(フォルテ)を自在に出せた所から付いた名前ですが
ピアノとフォルテをひっくり返した「フォルテピアノ」という呼び方も、昔はされていたようです。

今現在この名前は、18世紀〜19世紀初頭に広く使われていた
初期型ピアノをさす言葉になっておりますね。
古楽器のオーケストラでモーツァルトやベートーヴェンのピアノ協奏曲をやる時は
必ず持ち出されてくる楽器です。


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Vol.17 スパルタクス [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/1998101571/

(1)
古代ローマ帝国で「スパルタクスの乱」を起こした首謀者。
世界史の教科書にも顔を出す、歴史的な有名人ですね。

(2)
現代になって(1)の史実を元にロシアで創られた新作バレエのタイトル。
スターバレリーナの仔はバレエ関連の名前を付けられることが多いので
由来はこっちかな? と勝手に思ったりしておりますが。
「剣の舞」を含むバレエ音楽『ガイーヌ』も手がけたハチャトリアンの作曲で
女性主導のこの世界には珍しく、男性的で勇壮な作品であります。


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Vol.16 メジログラーヴェ [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2003103360/

先の日曜日。ウインズ石和の払戻機前。
前の週の払戻しをしようと思って馬券を選り分けていたところ
中京のこでまり賞の馬券が出てきました。

確か外れていたはずなのに、何を後生大事にとってあったんだ?
捨てようとしてふと馬券を見れば、メジログラーヴェの名前があります。
動きも思考も、一瞬止まりました。

買った覚えはもちろんありません。
でもメジログラーヴェが3着に来ていたことは知っています。
……この複勝当たってんじゃん、わっはっはーっ!

そしてそのまま払戻機に突っ込んで
1,260円なーリー」に再び固まる羽目となったのでありました。

別にね、買い間違いとかそういう訳じゃなくてね、本当に
メジログラーヴェの複勝1枚買っていたこと自体をすっかり失念していたのね。
馬券を捨てる際は、もう一度よく確かめてからの方がいいみたいですよ。

重々しく、ゆったりと。
これが音楽用語における、グラーヴェの意味だそうです。


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Vol.15 ナリタプレリュード [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2002107244/http://">http://db.netkeiba.com/horse/2002107244/

 プレリュード=前奏曲
 礼拝の冒頭で演奏される器楽曲。または組曲やフーガの冒頭で導入的に演奏される音楽。バッハのオルガン曲「前奏曲とフーガ」のように、元々はおまけ的存在だったのですが、後年ショパンやドビュッシーが単独の形としてピアノのための「前奏曲」などを書き、曲のひとつのスタイルとしてひとり歩きを始めることに。

 同じ導入音楽でも、オペラの最初に使用される序曲(オーバーチュアー こんなお馬さんもいたのでよろしくhttp://db.netkeiba.com/horse/1999103141/">http://db.netkeiba.com/horse/1999103141/)とは当初区別されていたようですが、その垣根もワーグナーやヴェルディ以降、かなりあいまいになっておりますね。完全に本編から独立していて、終ったところで拍手をしてもいいのが序曲。途切れることなく本編になだれ込んでいくのが前奏曲。
 でも指揮者の中にはドラマの流れを重視して、序曲の後間髪おかずに第1幕へ突入、拍手をさせてくれない方もいらっしゃいますし、これからサッカーのワールドカップに向けて、TBSを中心にあちこちで耳にすることになるであろうワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』は前奏曲ですが、ラストの部分が完結するように直されて、コンサートでも単独でよく取り上げられる人気曲です。

 もう無理やり分ける必要もないのかなぁ。


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Vol.14 マイネルオクテット [音楽的馬名列伝]

http://db.netkeiba.com/horse/2001105662/">http://db.netkeiba.com/horse/2001105662/</a>



「3人組はトリオだろ、4人組は……カルテットか。じゃあ5人は?」
職場で上司がつぶやいていたのが耳に入ったので
思わず口を挟んでしまいました。
「5人組はクインテット、ですよ」

ちなみに6人でセクステット、7人でセプテット、8人でオクテット
……とまぁ、ここまでは押さえてあった訳ですが
さすがにこれ以上は尋ねられませんでしたね。

音楽においては何重唱とか何重奏といった形で使われます。
五人で歌えば五重唱=クインテット。
4つの弦楽器(ストリングス)で演奏する弦楽四重奏は、ストリングカルテット。

オクテット(八重奏)というと
ベートーヴェンやメンデルスゾーンに名曲がありますね。

ベートーヴェンは管楽器による八重奏で
編成はオーボエ・クラリネット・ホルン・ファゴットが各2本ずつ。
メンデルスゾーンは弦楽の八重奏で
弦楽四重奏(ヴァイオリン1、2・ヴィオラ・チェロ)×2という編成になっております。


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