Vol.15 ナリタプレリュード [音楽的馬名列伝]
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プレリュード=前奏曲
礼拝の冒頭で演奏される器楽曲。または組曲やフーガの冒頭で導入的に演奏される音楽。バッハのオルガン曲「前奏曲とフーガ」のように、元々はおまけ的存在だったのですが、後年ショパンやドビュッシーが単独の形としてピアノのための「前奏曲」などを書き、曲のひとつのスタイルとしてひとり歩きを始めることに。
同じ導入音楽でも、オペラの最初に使用される序曲(オーバーチュアー こんなお馬さんもいたのでよろしくhttp://db.netkeiba.com/horse/1999103141/">http://db.netkeiba.com/horse/1999103141/)とは当初区別されていたようですが、その垣根もワーグナーやヴェルディ以降、かなりあいまいになっておりますね。完全に本編から独立していて、終ったところで拍手をしてもいいのが序曲。途切れることなく本編になだれ込んでいくのが前奏曲。
でも指揮者の中にはドラマの流れを重視して、序曲の後間髪おかずに第1幕へ突入、拍手をさせてくれない方もいらっしゃいますし、これからサッカーのワールドカップに向けて、TBSを中心にあちこちで耳にすることになるであろうワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』は前奏曲ですが、ラストの部分が完結するように直されて、コンサートでも単独でよく取り上げられる人気曲です。
もう無理やり分ける必要もないのかなぁ。
2006-05-31 10:00
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